【PBRを知る】
PBRは会社の株主資本から、現在の株価が割安か割高かを判断する指標です。
PBRの計算方法は、
現在の株価÷1株あたり株主資本
(例)現在の株価550円 1株当たりの株主資本500円
PBR=550÷500=1.1 PBR=1.1倍
(※倍と表示するのは現在の株価が1株あたり株主資本の何倍かをあらわしているからです。) |
この数字が高ければ高いほど割高であり、低ければ低いほど割安となります。
ただし例外もあるんです。
その例外を説明しますと例えば・・・、
ポコポコ株式会社 現在の株価1100円 1株あたりの株主資本1000円
セコセコ株式会社 現在の株価500円 1株あたりの株主資本1000円
という二つの会社があるとします。
この場合PBRは
ポコポコのPBR=1100÷1000=1.1倍
セコセコのPBR=500÷1000=0.5倍
数字だけをみればPBRの低いセコセコの方が割安に見えます。
しかし、PERも加えて、考えてみると・・・、
ポコポコのPER5.5倍(1株あたりの利益200円)
セコセコのPER50倍(1株あたりの利益10円)
(※PERというのは数字が低ければ低いほど割安ですが・・・)
このふたつの数字からは、ポコポコのほうはかなり割安であるといえます。セコセコのほうは割安に見えて実は利益をあげていないようです。セコセコのPBRが低い理由はそこからきているようです。(こういった数字の会社を調べるとたいてい増資を行っている会社が多いです。(例 1491○外鉱業など)
(※増資 新たに株を発行して資金を調達すること)
現在の日本株は全体的に高くなってきました。
それに伴い管理人はPBRをあまり重要視しなくなりつつあります。
参考:PBR<1.5倍が一般的に割安といわれています。(2006年現在)
※PBRはあまり重視しなくてもいい時代になってきましたね。
PBRが高くても、売上高/株主資本の数字が高ければ全然問題はないと思います。
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