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【ROEは成長性】
ROEとは、「投資家から集めたお金(株主資本)で、どれだけ効率よく利益を上げることができたか」をみる指標です。この数字が高いほどその会社は効率よく儲けることができ、成長できたといえます。(株主想いの会社であるとも言えます。)
(※ただし例外もあります、高すぎる原因が株主資本が少ないためにある会社などです。)


ROEの計算方法は、
純利益÷株主資本×100=ROE(%)
(1株あたり利益÷1株あたり株主資本×100というように1株あたりで計算ももちろんできます)
(例)4753ライブドアの場合(2004/09)
株主資本53556(百万円)
純利益  3577(百万円)
3577÷53556×100=6.6789・・・・・=6.7%(四捨五入後)
ROE=6.7%


現在の日本では大体ROEが15%以上だと優秀であると思います。
ただ、この数字も業種によって違いがありますし、また新興市場なんかではこの数字が高いのが目立ちます。だから15パーセント以上あれば絶対優秀とは言い切れません。。



私は特にこのROEは重視しています。ここが高いということは会社の成長を意味しており、株価の上昇にもつながるからです。成長株の長期投資の場合はここを重視すると見通しがたちやすいですよ。
(低PERで高PBRのやつは成長株でオススメです。)



◎どうやってこのROEを使ってるのか?

この指標をわたしペペは会社の過去10年分ぐらいを並べて使ってます。過去10年分ぐらい並べてその会社の平均的な成長をみていきます。今まで調べたなかで「あっ、これいいなぁ」と思ったのが伊藤園(2593)でした。
※参考までに載せておきます(9年分)
H8  11.5%
H9   9.7%
H10  9.8%
H11 13.4%
H12 16.0%
H13 16.9%
H14 12.9%
H15 14.1%
H16 14.6%
(注)多少の誤差があるかもしれませんがそこはご勘弁を・・・・

高成長率を維持しているのがわかります。調べた当時ぺぺはわくわくしてしまいました。でも株価を見た瞬間がっくりε= (´∞` ) ハァー。


現在(2005/03/28)の株価 5210
これだけでなくこの指標も見てください。
PER 23.86倍
PBR  約3.5倍(1株株主資本1490円)


やっぱりこれだけの成長率だから人気が出るのも当然なんですね。すでに賢い投資家さんたちに安いところで買われているようです。ここを買うのは見送りました。(PBRが高いのはわかるのですが、PERがもう少し小さかったら・・・・・)


ただ、ひとつだけ注意しておいてほしいのは、成長性の限界についてです。
高ROEがしばらく続くと、株価はうなぎのぼりに成長していきます。きっと右肩上がりのチャートに惚れ惚れしてしまうでしょう。

でももしもその高ROEが維持できなくなってしまったとしたら・・・・・・・。
株価はガクンと一気に落ち込みます。
激しく上昇したぶん、落ち込みも激しいですからそのリスクだけは覚悟しておきましょうね。


参考:ROE>15%が一般的に成長性のある企業です(2006年現在)
最低でもREO>10%は欲しいですね。



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