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【キャッシュフロー計算書】
キャッシュフロー計算書というのは、一定期間におけるお金の流れを数字で表したものです。このキャッシュフロー計算書について、日本では2000年3月までは開示義務はありませんでした。それでもキャッシュの流れの重要性に気づいた各企業はこぞってキャッシュフロー重視の経営に励んでいます。次に重視すべき人々はその企業に投資するボク達の番です^^



なぜキャッシュの流れが重要なのか?
以下のふたつを見比べましょう。

 @収益ー費用=利益(ルール上の利益)
 A収入ー支出=キャッシュフロー(事実)

損益計算書で示されている利益というのは@の利益です。損益計算書というのは実はルール上の利益で計算されていて、例えば純利益が1000万円だったとしても、会社に1000万円あるとは限らないんです。
実際はもっと少なく500万円だったりします。

「えっ、なんで?」

それは売掛金といってまだ取引先から回収できていないお金とかも、損益計算書の売上高には含まれているからです。
(売掛金の場合とかは・・・ほらっ、受取手形とかありますよね?あれですあれ!あれを銀行に持っていき、換金してはじめてキャッシュフロー計算書の営業利益に加算されるんです。)

ですから、例えば純利益はプラスであるにもかかわらず、配当金のために銀行からお金を借りている会社なんかもあるんですよ。

また、純利益はプラスなのに倒産してしまう会社もあります。(資金繰りによる圧迫で期日までにお金を振り込めなくなって倒産してしまうんです。これを黒字倒産といいます。)


そういった観点からも手元に置いておく現金は、多ければ多いほど安全な会社であるといえます。やっぱり、ある程度余裕がないと、いざというときに困るのは会社だけでなく私達も同じですよね^^



※参考 【キャッシュフロー計算書の例】




損益計算書トップページ財務諸表編のまとめ
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