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【保有株の研究】
保有株のサンライフ(4656)という銘柄について。
この銘柄、11月以前はまったく動かない静かな銘柄でした、しかし11月以降突如として噴き出します。

その理由は業績の向上が見込めるから?

どうやら違うようで、
サンライフが資産バリュー株としてみなされたからみたいです。

11月のサンライフの時価総額は61.3億円(10月31日時点)でした。
予想経常利益は約10億円。(税金引いて約6億円とします。)
単純に企業価値評価を行なった場合、
【計算式】6億円÷0.1(資本コスト)=60億円
60億円ということで11月の時価総額とほぼ同等の適正株価であると判断できます。この頃は正しく評価されてたんです。

それなのに突如として噴き始めたのはなぜか?

それは互助会制度で得られる預かり金を「資産バリューのうちに入るでしょ!」と判断した方が多かったからです。
互助会で得た預かり金は約90億円
上の60億円とプラスさせると150億円となります。

もしこの判断を取り入れた場合、適正株価は2倍以上になりますね。


【互助会で得た資金90億円を企業価値評価に入れない場合】
企業価値は、6億円÷0.1=60億円

【互助会で得た資金90億円を起業価値評価に加えた場合】
企業価値は、60億円+90億円=150億円


いったいどっちの評価が正しかったのだろうか?
互助会で得られた資金を果たして資産としてみなしていいのだろうか?
(会社は負債に組み込んでいます。)。
現在、下げに転じている理由は全体的に軟調だからという理由もあります。しかし、私は資産バリュー株に対する疑念の声が出始めているのではないかと考えています。

バリュー投資で一番企業価値評価がやりやすいのは資産バリュー株です。11月以降にそういった資産バリュー銘柄の株価を急激に押し上げてました。(サンライフ、丸誠など。)

しかし、現在そういった銘柄が大きく下落してます。


これは資産バリュー銘柄にたいする疑念の表われかなと判断してます。ブームというのはいつまでも続かない。ブームのきっかけ時に購入した方々がおいしかっただけです。(いまから購入するにしても、多少の成長が見込めるような株を選んだほうがよさそうですね。)

※まわりを見てると今度は資産株から成長株へと関心が移りはじめているように思います。成長株で個人投資家の成功例が出てきはじめているというのが一番の理由です。

成長株投資は上手くいけば非常においしいリターンが得られます。しかし、そのぶんリスクも非常に大きいです。銘柄研究に自信のある方にはオススメ^^



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