【HSBCブラジル・オープン】
まもなく発売されます、HSBC投信のブラジル・オープン。
対象がブラジルのみというファンドははじめてですので、かなりの人気が予想される投資信託です。
もう買おうと心に決めている方はいますか^^
私もこのブラジル・オープンにはかなり興味を持っていて、購入予定です。
今回、HSBC投信のブラジル・オープンが売りに出されるにあたって、ブラジルという国について調査してみました。
まずブラジルという国の基本情報です。
人口:1億7687万人
一人当たりGDP:2789ドル
【産業構造】
一次産業:9.6%
二次産業:36.6%
三次産業:53.7%
※人口が多いのが目立ちますね。
【ブラジルの歴史】
80年代に軍政から民政に移行したブラジルは工業化によって大幅な成長を遂げたんですが、経済政策の失敗などにより、高いインフレと失業率に悩まされていました。
95年のカルドゾ政権によって経済は安定を取り戻しました。それ以降は大幅とはいえないもの着実に成長を遂げます。そして03年にルーラ大統領の政権発足後に緊縮財政(節約財政)を行なったため、経済自体はマイナス成長に転じましたが、04年に入るとこうした政策が海外の金融機関からの信用を強化するという結果につながり、海外からの投資が増えて、04年は4%成長でした。
そして現在のブラジルにいたります。(2005年のGDPは2.3%とちょっと下がったようです。)
ブラジルは他のBRICsに比べて本格的な成長を見せていない、これからの国といったところでしょうか。期待は持てますね。
※長い文章によく耐えてくれました。今度はさっそく注目のブラジルの株価について見てみましょう。

う〜ん、若干バブルっぽくも見えますね。(03年より3倍以上になってます^^;)
ここまで急上昇している理由はもちろんブラジルが大きく経済成長したからという理由もありますが、それ以上に外国から資本が流入しているということです。
それでも期待できる国であることには変わりません。
今後の成長の中心は農業や鉱業といった第一次産業でしょう。アマゾン川などの豊富な水や温暖な気候で、現段階でもコーヒー、オレンジ、大豆、牛肉などの輸出で世界一位です。(ブラジルの面積の30%が未開発地域です)
またブラジルという国は他民族国家(ポルトガル人、黒人系、アジア系)ですが、人種差別も大きな問題となったこともなく、雑婚が続いています。
長期的に見るとかなり有望な国なのではないでしょうか?
ただブラジル・オープンの手数料を見ると若干いただけない部分も見えます。
販売手数料:3.15%
信託報酬:1.995%(信託報酬2%です!?高すぎる^^;)
HSBCもぼったくりますね。
それでも私はこのブラジル・オープンを購入予定です。しかし、ひとつだけ気をつけていることがあります。それは購入方法です。
いくら今後の成長が有望でも新興国ですので、経済はまだ不安定な部分もあり、リスクは高いです。経済成長がストップして、株価が急落することも考えられます。だから今回はドル・コスト平均法で購入していこうと思っています。
時間によるリスクの分散ですね。
これでとりあえず1年間は時期を見てコツコツ積み立てていこうと思ってます。
積み立てていく手法だとリターンはまとめて買った場合よりも低くなりますが、ブラジルが大きく成長すれば、それでもけっこうなリターンが得られるはずです。
投資信託の本質は長期運用です。
コツコツ堅実派の自分の性格にはあってると思ってます^^
(でもまずは3月31日の目論見書を読んでからでね。)
【12月26日】
自分が予想している流れどおりの展開が順調にブラジル経済を推移しています。
インド、中国に気を取られている間にいくらか仕込むことができました。
そろそろじゃないでしょうか?雑誌に取上げられてりして、少しずつ購入者が増えていくと思ってます。
【4月5日更新】
現在の純資産額は167億円と他のBRICs諸国のファンドと比べてまだまだ規模は小さいですね。積み立てサービスでもできるようになれば人気が本格化してきそうです。
ブラジルの株式の特徴は配当利回りが高いところにあります。この配当利回りの高さを生かした配当金の再投資を行えば年率10%以上のリターンを得ることができると考えています。(配当利回りは5%ありますからね。)
ただし一つ条件がありまして、それは長期運用が前提という条件です。
配当金の再投資は長期運用においてこそ効果を発揮します。雪だるまがどんどん転がすごとに大きくなっていくイメージを浮かべてください、あんな感じで資産は増えていきます。
10年以上の継続投資による長期運用。
私はこれでいこうと思ってます^^
参考サイト:やさしい投資信託ガイド(ブラジル長期投信大作戦)
≪アメリカの不思議事例|トップページ
ページ上へ |