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【財務諸表の基礎知識】(2月24日更新)

久々のコラム更新で〜す^^;

相変わらず毎日、毎日、簿記簿記と簿記の勉強ばかり!!
貸借対照表を作っては、損益計算書を作り、またC/F計算書を作る、とこの一年ですっかり簿記オタクと化してしまいましたが、この簿記オタクも役に立つことはありますね^^

今回のコラムはあくまで初心者さんを対象にした財務諸表の説明ですから、玄人さんには「そんなこと知ってるよ〜〜!あほらしい。」と、つまらない文章かもしれません(>o<)が、基本に立ち返ったつもりで読んでみてださい☆


【財務諸表って何??】
まずは財務諸表とはなんぞや?
ってことなんですが、財務諸表っていうのは、

「その会社の財政状態および経営成績などを利害関係者等に報告するために作成されるものであり、貸借対照表損益計算書キャッシュフロー計算書、株主資本等変動計算書(利益処分計算書)などの書類から構成される証券取引法および会社法などの法律で開示が義務付けられている書類のこと。」をさします。

自分で文章を作ってみたのですが、堅い感じ答えたらこんな風になるのかな〜。
まぁ〜、長ったらしい文章ですが要するに、
『会社の財産やもうけを株主などにわかりやすく発表するために作られる書類のこと。』
この理解で充分です^^

これぐらいの理解で充分ですが、この文章は結論として何が言いたいのかというと、
「その会社の株を買うかどうかの判断は、せめて財務諸表を見てからにしましょうね☆」
ってことを実は国が忠告してくれてるんですよ♪(財務諸表は開示が法的に義務づけられてます!)

財務諸表って何のためにあるのかというと、僕達投資家のためにあるんです^^
(注:細かく言うと投資家だけではなく、企業の利害関係者となりますが、このサイトの閲覧者さんたちにとって必要と思われる論点だけにしぼりたいのであえて細かいところは省かせていただきます!もしも簿記に関する知識のお詳しい方が見てくれていたら、反論したい気持ちは痛いほどわかりますが細かいところは流してやってください☆)

結論:財務諸表は僕ら、投資家のために存在する!!
(せっかく僕らのために作ってくれたんだから、もったいないから読みましょね☆★)



【貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書】
財務諸表の基本中の基本である、貸借対照表と損益計算書からまずは頭の中に入れていきましょう!

@貸借対照表
貸借対照表とは決算日における企業の財政状態を表しています。
企業の財政状態=企業の財産』と考えればOKです!

いち投資家としては企業の全財産を把握しておきたいものですよね??
「現金はどれぐらいあるのか?」
「借金はどれぐらいあるのか?」等

そんなときに見てほしいのが、これ!ずばり貸借対照表になります。
外国ではバランスシート(B/S)なんて呼ばれてます。
ここには企業の全財産がしっかり金額となって表示されています。
(補足説明ページ:貸借対照表


A損益計算書
損益計算書とは企業の経営成績を表しています。
企業の経営成績=企業のもうけ(企業の収益力)』と考えればOK!

企業のもうけ、つまり「どれだけ儲かってるのか?」を知ることができます。


管理人はどちらかというと、もうけという表現よりも企業の収益力って表現の方が好きですね^^
・・・というのもいくらもうけっていっても、「損益計算書に載ってる当期純利益の金額が実際に手元に現金として入ってきているのか?」というと決してそうではないんです。

企業の売上から費用を差し引いたのが利益としますと、実はこの売上の中には実際に現金でもらわずに『売掛金』といって、つけと呼ばれるもので売上計上してしまっているのも含められているんです。(実現主義によって認識された売上と発生主義によって認識される費用のうち売上に対応する部分を売上原価として・・・・・・・・・え〜と、細かく理論的背景を説明しようとすると、長ったらしくなるのでやめときます>o<)

ちなみにつけって、あの酒屋とかである「オヤジ、この飲み代つけといて!」っていうつけのことですよ^^

話を戻して・・・、
『オイオイ、それなら実際に手元に現金として入ってきた金額を調べるにはどうすりゃいいの?』
ってことで見て欲しいのが、キャッシュフロー計算書にとなります☆(こんな流れでOKかな^^)


Bキャッシュフロー計算書
キャッシュフロー計算書は、現金の流れを意味しています。
・営業活動によるキャッシュフロー
・投資活動によるキャッシュフロー
・財務活動によるキャッシュフロー

と三つに分類されて表示されています。

・営業活動によるキャッシュフロー
これはその企業の本業によって得た(または失った)現金をあらわします。

・投資活動によるキャッシュフロー
土地や建物の取得にかかる支出、またはそれらの売却による収入などです。

・財務活動によるキャッシュフロー
配当金の支払いや利息の支払いなどの支出。
また借金したときの収入額、借金を返済したときの支出額などです。
企業の資金調達にかかるものはこの中に入る、これぐらいの理解でOKだと思います。

株式投資系のサイトでよくキャッシュフローに関する説明がなされていますよね、その中で必ずといっていいほど書かれている文章に「営業活動によるキャッシュフローがプラスであるかどうかを確認しましょう!」という文章があります。

うん、これは当然!!
本業による収入がない=企業の商品・サービスが売れてない=いずれは倒産!
ってな具合になりますから。


【まとめ:財務諸表の基礎知識】
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の三つを駆使して、企業の財政状態および経営成績を分析し、投資の判断を下していきます。しかし、単に一年分の資料を見ただけでは、もちろん投資の判断なんか下せるわけがありません^^;(プロは最低でも10年分の資料を見て投資の判断を下しています!)

だから財務諸表の分析に挑戦するにはそれなりの苦労が必要です、専門の勉強をしている方でない限りもちろん習得にも時間がかかります。コツコツと財務分析に関する本などで情報を蓄積していくしか方法はありませんね^^;

※管理人でさえ、いまだに財務諸表の分析は一通りのことしか出来ていません(T△T)
まぁ・・・分析できたからといって、投資のリターンが良くなるかというとそうでもないんですけどね^^;

最終的には「その企業の商品・サービスが売れるかどうか!」だと思ってます。だから管理人は財務諸表だけで判断せずに、補足的な判断材料として読んでいます。(ぶっちゃけ利益操作なんていっくらでもできますからね^^;その辺りを厳しい目で財務諸表をみるようにしていますよ☆)



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