【貯蓄率の低下】
日本の貯蓄率が低下しているって知ってましたか?
実は現在、過去最低記録を続伸中なんです。
まずは貯蓄率についての知識を深めるためにも、次のサイトを読んでください。
(→貯蓄率について)
【まとめると・・・】貯蓄率の低下は日本の企業を資金面で次第に圧迫し、経済成長に悪影響を及ぼします。戦後の日本企業の成長はこの貯蓄によって支えられてきました。
日本国民が一丸となって働き、給料を郵便局・銀行に預けます。預けられたお金は企業に貸し出し、企業は設備投資によりさらに業績を拡大して利益を得ます。利益は労働者である国民に給料として入り、そのお金は貯蓄へ回る・・・・・。
このように貯蓄というのは生産性を引き上げて、より豊かにしてくれました。
生産性を高める、つまり経済を成長させるためには貯蓄率の向上が必要なんです。
最近の日本は貯蓄率の低下が目立ってきました、かなりヤバイ・・・・?
いやいや!政府も含めてですが、実はこれは誤った考えなんです。
何を誤ってるのかというと、
「貯蓄量の多さが、生産性(経済成長)を大きなものにする。」
という考え方がです。
実は1950年代半ばの時点で、
「貯蓄が多ければ、生産性は大きく伸びる。」との説は否定されているんです。
※MITのロバート・ソロー教授の研究(この研究で1987年にノーベル賞)
「余剰貯蓄を使って設備投資を増強しても生産性の向上にはほとんどつながらなかった。」という結果が出てるんです。
落ち着いて考えてみるとそうですよね。
バブルがはじけた後の日本はまだ貯蓄率は高かったですから。
政府は余剰貯蓄を使って、公共投資を行い、景気を懸命に刺激してましたがリターンはそれほど・・・・・・・・というかまったく返ってきませんでしたね^^;
(借金だけが積み重なりました。)
ではいったい生産性の向上をもたらすものとは何なのか?
ソロー教授によると、
それは発明や発見、革新的な経営理念といった要因です。
発明というところにはすごく共感がもてます。
鉄道、自動車、飛行機、インターネット。
世界の生産性を存分に高めたのは新発明であったことには違いない。
話がものすごく^^;ずれましたが、結局何が言いたいのかというと、
『日本の貯蓄率の低下はそれほど心配することではないんだよ。』と政府に教えてあげたいんです。
そして、この場を借りて日本人を代表して政府にひとこと言わせてもらいます。
「貯蓄率があれだけ高かったのに、借金(国債)作るだけで何もできなかったのは君達じゃん(T△T)」
参考文献:株式投資の未来
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