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【ミスターマーケット】
なぜ安全域が生まれるのか?


この理由を証明してくれるのがこの方、
ミスターマーケット君(株式市場)の存在です。


☆ミスターマーケット君とは?
私たちは株券を売買するとき、株式市場での株価をもとに売買しています。
市場で株価を提示してくれるのが、株式市場すなわちミスターマーケット君なんです。(株式市場をミスターマーケットという人物に例えているわけです。

ミスターマーケット君というのは生まれつき躁鬱病の持ち主で、ときとして私たちに真の価値よりも高い株価を提示してくるときがあります。また逆に明らかに安い株価を提示してくるときもあります
ミスターマーケット君というのはそういう躁鬱病の激しい性格なので扱いには充分注意しましょう!





株式市場をミスターマーケットという人物に例えたのはベンジャミン・グレアムです。株価というのは必ずしも正しい値段で取引されてないことから、株価に一喜一憂するなとの訓戒を示したかったのだと思います。そして、彼はその市場の歪みを逆に利用して株式投資を行うことが、健全な投資につながると説明したかったのでしょう。


私がミスターマーケットという言葉にはじめて出会ったのは、ベンジャミン・グレアムの著書「賢明なる投資家」の一節でした。(ミスターマーケットについて詳しく知りたい方はぜひ一読をオススメします。)


安全域というありがたいゾーンを提供してくれるのは、実はこのミスターマーケット君のおかげなんです。躁鬱病もこういうチャンスを作り出してくれるのならOKです。

ウォーレン・バフェットはこの教えを忠実に守り、ミスターマーケット君に踊らされることなく、むしろ召使いのように扱っています
「株式市場というのは、誰か(ミスターマーケット君)が馬鹿げた値段をつけていないかどうかを確認する場所にすぎません。」


※ミスターマーケットという人物をイメージしたとき、ドラゴンクエストVのアッサラームの商人が頭に浮かびました。「お〜私の友達!」と言っては高い値段で売りつけてくる商人です。それでも「高い、高い!」とこっちが駄々こねてるうちに値段はどんどん安くなっていくというふざけた商人です。
世代的に知らない方が多いかも^^;

ドラゴンクエストVをやったことのある方!
ミスターマーケット君はまさに、この商人そっくりです!
ぼったくられないように気をつけましょう!

ミスターマーケット君はあくまで投資家にとっては召使いです。
決して振り回されることのないよう、気をつけましょうね。



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