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【継続投資が大切】(2006/02/09up)
長期投資で重要なことは継続して投資していくことができるかどうかです。
@「元本を長期投資によって増やしていこう!」とするよりも、
A「元本をもとに毎月コツコツ積み立てて増やしていこう!」としたほうが投資結果は良いものになります。

【例】
@20万円の元本を追加投資なしで年率10%運用した場合
5年後→32万円
10年後→52万円
20年後→135万円
30年後→349万円

A20万円の元本に毎月1万円の積み立てありで年率10%運用した場合
5年後→108万円
10年後→251万円
20年後→852万円
30年後→2411万円

ねっ!コツコツ投資だと、あとあと大きなリターンが得られます。
年率も10%なら無理なく達成できる数字です。(忍耐は必要。)
毎月の積み立て額が多ければ多いほど、リターンも大きくなります。


Aの条件をもうちょっと変えてみましょうか。
A−A.毎月の積立額2万円の場合(年率10%運用)
5年後→185万円
10年後→451万円
20年後→1571万円
30年後→4474万円

退職金とあわせたら、老後の資金はだいぶ確保されるのではないでしょうか。


A−B.毎月の積立額万円の場合(年率10%運用)
5年後→261万円
10年後→651万円
20年後→2289万円
30年後→6537万円

1億円の大台には達しないもの大きな資産になると思います。
無理のない運用で時間をかけ、コツコツ蓄積していけば、大きなリターンがえられるということが理解できたと思います。

さらに、
これから投資を真剣に勉強した方の場合だったら、年率10%ではなく15%は達成可能であると管理人は思います。年率15%の場合を見てみましょう。

A−C.毎月の積立額3万円の場合(年率15%運用)
5年後→212万円
10年後→600万円
20年後→2950万円
30年後→12457万円

これなら一億円をこえることができます^^
ちなみに「元本20万円積み立てなしの年率15%運用、運用期間30年」のパフォーマンス結果は1324万円です。(積み立てをしなかった場合、積み立てした場合の約10分の1の資産でしかありません。


コツコツ積み立てていく大切さがある程度理解できたと思います。
実はこれこそが長期投資の醍醐味なんです。
元本をもとに堅実な運用でコツコツためていく。配当金はもちろん再投資、年月をへるごとに資産は急激な上昇カーブを描き出します。
まるで飛行機の離陸時のように・・・・。


世間一般ではウォーレン・バフェットが長期投資家として祭り上げられてますが、彼の場合、パフォーマンス自体が奇跡的です。(ホント神業レベル^^;
彼は明らかに例外です。彼のようなパフォーマンスを毎年求めてはいけませんね。いまは日本がたまたま逆バブルの反発ゆえに成功者が続出してるだけ。いざ調整時になったとき、長期的なものの見方ができない方は脱落していきます。(コツコツためこんでいくという姿勢ができない方です。


偉大な投資家達の投資哲学を参考にするのはいいことですが、パフォーマンスまで求めるのは難しいでしょう。彼らのパフォーマンスを求めるというのは、『サッカー経験が4〜5年の管理人がJリーグで得点王を獲得しようとしているようなもの』です。(勘違いもはなはだしい^^;


資産運用は他人とパフォーマンスを競うゲームではなく、
将来の自分の目標を達成するために行なうゲーム。
競う相手は他人ではなく、自分の目標。
自分の目標に一歩でも近づくためにも凡人である管理人はコツコツ型をオススメしてます。資産運用に関しては「投資能力<忍耐・努力」です。地味に増やしていける方に最後に微笑んでくれるゲームです。

「小さな蓄積がやがては大きなものを生み出す・・・・。」
どんな世界でもコツコツ努力するというのは大切ですよね^^


※かなりサディスティックな見本ですが、日本の借金の増え方なんか一番理想的な資産の増え方ですね^^;
右肩あがりの日本の底力!?(うなぎのぼりに増える公債残高より)

【参考本】
世界一シンプルな投資法
健全な投資計画に役だつ本だと思いました。
最近は、個人投資家の成功者さん方の本が多々ありますが、上のような本を先に読むべきです。成功者さんのパフォーマンスには憧れる気持ちはわかります。しかし、彼らは長期的な見方・土台がしっかりしているからこそ高パフォーマンスが可能なんです。
城を建てるまえにしっかりとした土台をきづきましょう♪

(彼らもそれを望んでいると思います^^)



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