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長期投資コラム>投資と投機 投資と投機 「投資とは、詳細な分析に基づいたものであり、元本の安全性を守りつつ、かつ適正な収益を得るような行動を指す。そしてこの条件を満たさない売買を、投機的行動であるという。」 上の文章はベンジャミン・グレアムの言葉です。(「賢明なる投資家」参照) 「投資と投機の違いは何なのか?」 そのことを表現している一節です。 当サイトで紹介する長期投資は「企業を詳しく分析したうえで、株価が割高でないか(安全域)を確認し、株を購入する」というスタイルです。 この場合、この長期投資法は投資であるといえます。 対して投機というのはこれ以外の株式取引すべてを指しています。 どういったものが投機になるのか? デイトレード、スイングトレード。(短期投資) これらはすべて投機ということになります。 (短期投資はときとして投資になりえるので、カッコにしました。) 投機は基本的にオススメできません。 それは投機を行って利益を得られる意味がよくわからないからです。 投資を行って利益を得られる理由はわかります。 株券(会社の一部)を保有しているということは、つまり会社を保有しているということです。そして、 実際にその会社が決算発表で「これだけの利益がでました!」と受けて、保有していた株券の価値はここではじめてあがることになります。 ということは、そこではじめて保有していた株券を売り、利益を得たとしても、その利益には納得がいきます。株券の価値が会社本来の事業によって上昇したからであり、つまり会社が成長したから利益を得られたのです。 しかし、投機というといったいどこで利益を得たのかよく分かりません。 デイトレードの場合、保有時間は最も長くて1日。 スイングトレードの場合、一週間。 1日で会社は大きな利益を出すことができたのでしょうか? 一週間で会社は大きな利益を得られるでしょうか? 好材料などが開示されて、株券の価値があがるということは多々ありますが、ただ条件として好材料を事前に察知しておく必要があります。そんなの内部情報が漏れてくる立場に居る人でないと分かりませんし、それはインサイダー取引といって違法取引になります。 本質的な部分を整理してみます。 株価が上昇する理由は会社の価値が上昇するからです。 その価値が上昇するには業績が良くないともちろん上昇しません。 業績というのは基本的に一年単位で見ています。(四半期決算を考慮すると、最低でも3ヶ月に一回でしょうか。) 業績がよければ会社の価値が上昇し、それによって売買利益を得られたとしても「価値の差額分をいただいた。」ということでこの利益については納得いくでしょう。 しかしデイトレード、スイングトレードの場合は保有期間が短すぎます。 これでは会社の価値が上がったのかどうかなんて判断できません。 ではどうしてデイトレードやスイングトレードを行って生き残っていける人がいるのでしょうか? それは同じくデイトレードやスイングトレードを行って、損失を被っている人たちがいるからです。投機というのはギャンブルであり、誰かが得しているということは誰かの損になっているというゼロサムゲームになっています。 最後に管理人が考える「投資と投機の違い」を表現すると、 「理にかなった売買は投資であり、理にかなってない売買は投機である。」 (ベンジャミン・グレアムのほうが分かり易いですね^^;) ※考え方によっては、スイングトレードやデイトレードというのは流動性を高めてくれるという点で、非常に市場に良い影響を与えています。長期投資を実践するものとしては、この流動性に助けられている面もかなりあります。しかし、それでもデイトレ、スイングトレードがゼロサムゲームであることにはかわりません。 ←コラムトップ 長期投資の買いどきへ→ |
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