【ファンド・オブ・ファンズ】
ファンドというのは何なのか知ってますか？
そう、投資信託のことです。
投資信託のメリットは少ない資金でも色んな銘柄に分散投資をすることができることと、投資のプロに資産運用を代行してもらうことがあげられます。
それではファンド・オブ・ファンズというのは何か知っていますか？
日本ではほとんどこの形態をとっているファンドはないですね。
ファンド・オブ・ファンズ。
日本語訳にすると、「投資信託の投資信託」
今回のコラムでは「こんなファンドもあるよ。」ということを知ってもらうためにファンド・オブ・ファンズをテーマにしてみました。
【ファンド・オブ・ファンズとは何なのか？】
投資信託というのはお客さんから集めた資金を多くの銘柄に分散投資するという形態をとっていますよね？
「分散投資をしたいのだけれど、資金が少ないからできないよ・・・・・そうだ投資信託を購入しよっと。」
こういう方もいると思います。
投資信託と同じように、ファンド・オブ・ファンズというのは投資信託に分散投資する投資信託のことです。
言ってる意味はわかるでしょうか？
例えば、
投資信託に投資するとなると数あるファンドの中からひとつを選択することになります。でもちょっと考えてみてください。株式投資と同じで一つの投資信託だけで運用するというのはリスクが高くないですか？
株式投資でもひとつの銘柄に集中投資するのは非常にリスクが高くなります。投資信託の世界も同じです。ひとつの投資信託に資産を集中することはリスクが高くなります。
ファンド・オブ・ファンズとは投資信託に分散投資する投資信託です。つまり「投資信託の投資信託」なんです。
分散投資している投資信託にさらに分散投資を行なうのですから、相当リスクが低い金融商品といえます。そのぶん、手数料が普通に投資信託を購入するよりも高くなりますが、微々たるものです。それにファンド・オブ・ファンズの重要な理念は低コストであると思いますので、手数料はあまり取らないところが多いでしょう。
このファンド・オブ・ファンズという考え方、まだ日本には浸透してないんですよ。
資産運用をするにはとても有効な金融商品であると思います。
理由はリスクが低いというのもありますが、それ以外にもあります。
投資信託の選定対象は世界中、投資のプロが世界中の投資信託から良質な投資信託を選定してくれるんです。まさに、
「プロが見分けた宝石を集めた宝石箱のようなもの」
日本に存在している長期保有型のファンド・オブ・ファンズ『ありがとう投信』の発起人・石塚久美雄さんの言葉です。
いい金融商品であるとは思いますが、なかなか日本には浸透しませんね。短期で運用できる金融商品ではないのが原因かもしれません。ファンド・オブ・ファンズは長期運用形態をとってこそ生きてくる金融商品ですから。
それでもいつかは陽の目をみる投資信託の形態であると思ってます。
「ファンド・オブ・ファンズ」
ぜひ頭の片隅にでも置いておいてください＾＾
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