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【継続投資を始めよう】(6月5日更新)

2006年5月のゴールデンウィークを終えてからの株式市場ははっきりと下落傾向を示しましたね。
日本のみならず世界的に下落の一途をたどっています。
このことについて自分はこう解釈しています。
『2005年の世界的な株式市場の好調の単なる反動にすぎない。』と。

株価はその株式本来の価値を軸に推移していくものです。(参考コラム:安全域
2005年はその本来の価値を飛び越えて大きく上昇しすぎたんです。
本来の価値から大きく剥離すれば、その後は本来の価値へと戻ろうとする習性が働くもの。
現在の下落はその本来の価値へと戻っているに過ぎません。
(単純にそう考えたとすれば、底は日経平均14500〜15000円あたりです。)

今回のこの下落に対しての自分の意見は、
『市場が見事に落ち着きを取り戻しはじめてくれている。』というものです。
とくにファンダメンタル面(日本の経済面)で心配していることはありません。日本にあるお金はようやく回転を始めてくれた段階です。少しずつ回転に加速がついてくると思ってます。(日銀の金融緩和解除の影響はあまりないと見てます・・・・というよりももともとが異常な政策でしたからね、正常な緩和政策にもどったに過ぎません。あんなのは引き締めでもなんでもないですよ^^;)


冷静に見回してみると、まわりの株式市場に対する熱は確実に冷めつつあります。
それは株式投資は短期で利益を得ることは難しい(不可能)ということを、みんな少しずつ気づき始めている証拠です。

この状況を受けて、『それなら堅実に利益をあげる運用方法に切り替えよう。』となるか、『儲けれないんなら自分で使った方がいい、株式投資なんてやめよう。』となるか、ここの意思決定により将来の投資結果が決まります。

そして、その投資結果は非常に残酷なものとなります。
それは前者が実りを手にして、後者は前者が実りを手にするときにまた株式投資に興味を持ち始め、買い始めて前者に実りを提供するというものです。

この考えには確信があります、というのも前者が実りを得るには後者がもう一度株式市場に参戦してくれないといけないからであり、後者は確実に参戦してくることは分かっているからです。
後者は確実に参戦してきますよ。それは、
『株価が上昇し始めると手を出すのが後者の人間の特徴』だからです。
(非常に悲しいけれど、人間とはそういう生き物なんだと思います。)


こうなることが目に見えてわかっているから、自分はサイトを通して何度も言っています。
『投資とは継続してコツコツ積み立てていくものなんだ!』と。
そして、『短期で利益を得ようとせずに長期的リターンを求めていこう!そのために、今はただひたすら耐えて株数をふやすことだけを考えよう。』
この考えは株数さえ増やしておけば、将来日本株が全体的に上昇し始めたとき、多くの人間(ここでは後者の人たちを指しています)がさらに株価を押し上げてくれる、ここではじめて大きな実りを手にすることができます。

このことを何度も説いているんですが、やっぱりなかなかわかってくれないですね。
自分に実績がないというのが一番の理由だと思います。でもその点についてはどうしようもない。自分は株式投資をはじめて約2年間の人間です。

たったの2年間の人間が偉そうなこと言ってるのも自分でも理解しています。

それでも過去のアメリカや日本、イギリスの株価推移のことを調べ、『いったいどのように投資すれば確実にリターンを手にすることができるのか?』を検討した結果、この継続長期投資法以外に堅実にリターンをモノにする方法は考えられません。
(この考えは一生変わらない自分の投資原則・投資哲学になると思ってますし、資本主義システムが変わらない以上、この投資原則は生き続けるとも思ってます。)


それでも『月々〜万円で良いので利益を得たい!』とか『1年間で資産を数倍に増やしたい!』といった幻想を抱く人の数はいっこうに減りません。(最近はかなり減ってきましたが、ただ単に参加者が減ってきているだけで比率は変わってないと思います。)この数はどうやっても減らすことはできないと、最近思うようになってきました。雑誌や本、メディアなどの環境がそういう幻想を生み出すからであり、それをとめることは自分の力では不可能だからです。

だからせめてサイトを通して、引き続き継続して投資を行うことの必要性・重要性を説き続けようと思ってます。継続長期投資法以外に、素人が着実に財産を作れる方法なんてありません。もっと大きなリターンがほしい場合は自ら投資の知識を磨いて、経験をつんでもらうという行為をサポートできるようなサイトにしたいと改めて思いました。(社会に役立つサイト、社会貢献できるサイトをめざします。)


※これから始めようとしている方にひとつ提案
個別株式投資を始めたいという気持ちは理解できます。(自分でもそうでしたからね^^)
ただできれば、個別株式投資と並行して行ってほしい投資に投資信託への積み立て投資があります。

オススメ銘柄などを提示するのはあまりしたくないのですが、今回は特定銘柄をきちんと提示します。
今から提示する銘柄に毎月一万円の積み立て投資をぜひ行ってみてください。
さらにそれを5年間続けてください。(ここは絶対!苦しくても最低5年間は続けてください。)

<提示銘柄>
日興インデックスファンドTSP三菱UFJトピックスオープン大和トピックスインデックスファンド
この三つのうちどれかひとつでいいです。どれもTOPIXに連動して推移するように設定されてますので、それを考えるとどれを選んでも一緒ですから、とくに悩む必要はありません。

現在持っている口座で購入できると思いますが、そこは一度調べてみてください。持ってない場合はEトレード証券orマネックス証券がいいと思います。(ノーロード商品=販売手数料0円の商品が豊富なマネックス証券はいま一押しです。)またカブドットコム証券の口座をすでに持っている方はこちらで買い付けることも可能です。(投資信託を考えるのなら、この三つのうちどれかです、若干マネックス証券のサービスがトップを走っているかな。)

☆この毎月1万円の積み立て投資を行ってほしい理由
継続的にコツコツ投資していくことの大切さを経験を通して理解することができますし、また長期投資のリズムを経験を通してつかむことができます。5年間もつづけることが出来たなら、その頃には多少の株価変動にも動じない能力・余裕が備わっているはずですし、何より銘柄分析の能力も個別株式投資での経験を通してレベルアップしているはずです。(この二つの能力が備わったときに堅実な長期投資が可能となります。)

目先の利益よりももっと将来のことを考えると、毎月一万円からの5年間の積み立て投資は必ず将来の自分の資産運用法に生きてきます。今よりももっと先のことを考えることは非常に大切なことだと思いますよ。



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