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【業績から将来を占う】
次は【業績】の欄です。
業績には「売上」「営業利益」「経常利益」「利益」「1株益」「1株配」とあります。ここでは会社の成長具合がみれます。過去どのように成長してきたか?利益は徐々に増えてきているか?などから将来を、ある程度予測できます。
用語の意味と特徴を頭に入れといちゃいましょう(^_^)/


まずは☆売上とは?
その会社の一年の総売上です。少しづつでもいいから、ここが上昇していれば投資の対象にはなりますね。急激に売上げが増えているところにもチェックしておいたほうがいいでしょう。



次に☆営業利益
営業利益とは売上から売上原価(商品仕入価格)、一般管理費用、販売費、人件費、宣伝費用、家賃、電気代等を引いた、会社の本業から生じた利益のこと。本業の利益を示しているので、ここはプラスで推移していてほしいですね。
売上高の10%以上あるところは優秀ですよ^^



次は☆経常利益とは?
本業以外に生じた利益や損失(金融収支や※有価証券の損益など)を営業利益に加えたもの。これが会社の実質的な利益です。通常、「増益」「減益」と騒がれるのは、ここのところを指しています。しかし本業とはあまり関係ないので、注意が必要ですよ。(※有価証券というのは株式・小切手・債券・手形などのこと)



続いて☆利益とは?
税金を引いた後の利益で、当期純利益や純利益などと呼ばれています。経常利益から特別損益(臨時的に発生たもの、自社ビルの売却など)を加減し、そこから住民税、法人税を差し引いたもの。これが会社の最終的な利益です。



次は☆1株益とは?
1株あたりの利益です。EPSという言葉で表現されたりします。会社の成長を見るにはここが一番だと思います。ここが過去3年において順調に増えてきているのなら、投資対象として考えてもいいと思います。より正確に過去10年ぐらいのEPSを調べてみるのもいいかもしれません。(ただし株式分割などで著しく減ってみえたりするので注意!



☆1株配
1株あたりの配当金です。配当金が高いところはやっぱり、株価も上がっていきます。


さしあたって注目してほしいのは、
売上高に対する営業利益、経常利益、純利益の比率ですね。
売上高に対して営業利益が20%以上あるところが私は好きです。
効率よく利益を得られているのが実感できます^^



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