トップページ>長期投資コラム2>集中投資と分散投資

集中投資と分散投資】(2006/02/09up)
集中投資で成功している方はたいていこう言います。
「分散投資を行なうのは愚かだ。銘柄を限定して集中投資をしたほうがパフォーマンスはいい。」

分散投資を推奨する専門家はこう言います。
「銘柄は集中すべきではない。いくつかに分散投資して少しでもリスクをへらすべきだ。」


集中投資が良いのか、それとも分散投資が良いのか。たぶんどちらの言い分も正しいと思います。

集中投資をされる方というのは自分の銘柄分析に自信がある人が多いです。会社をきちんと分析して「業績向上がこのまま続くのか?」を計算したうえで買っています。買う前から株価が上昇することがわかってるんです。(凄いですよね^^;)こういう経緯があって、集中投資を推奨するんです。

対して分散投資をされる方は自分の銘柄分析にそれほどまでの自信がない方が多い。株をやり始めて間もない方、いまだ勉強中という方に多いです。自信がないからこそ、リスクを少しでも減らすために分散投資とするのだと私は思います。専門家も企業分析ができない、またはする時間のない個人投資家の能力を考えると分散投資を推奨せざるをえないと思います。


私の現在のポートフォリオは銘柄の業種も様々であり、分散投資をしていることになります。意識して分散投資をしたわけではないのですが、いろいろ会社を調べてるうちに、自然とこうなっちゃいました。(深層心理では自信がないのかもしれませんね^^;)

このまま分散投資をしていくのもいいのですが、
最近は「2〜3銘柄に絞って集中投資をしていこうかな?」と考えるようになってきました。というのも、どういう具合に企業が成長していくのかある程度読めるようになってきたからです。(失敗したら分散投資に戻します♪)



なんとなくですが、初めは誰でも分散投資から入るのではないでしょうか。
そして銘柄選択に自信がついてきた頃にそこで初めて気付くんです。
「これって集中投資に変更したほうが効率良くない?」
こう考え始めると分散投資から集中投資へ投資方針が変わっていきます。

そして集中投資が成功した暁には冒頭での集中投資推奨発言がでてくるのだと思います。
「分散投資を行なうのは愚かだ。銘柄を限定して集中投資をしたほうがパフォーマンスはいい。」

もし集中投資が失敗したら?
たぶん分散投資論者になるんでしょうね^^;
経験からきっと「リスク回避すべきだ!」と唱え続けます。


※集中投資でも分散投資でも成功している方に共通していることがあります。それはきちんと会社の実態を分析していることです。
二つの投資方針の違いは色んな銘柄を保有するか、集中して保有するかだけです。会社分析のアプローチ方法(ファンダメンタル分析)自体は全く同じですね。



銘柄選択基準トップページ継続投資が大切
                                                       ページ上へ

当サイトにおけるすべてのコンテンツの画像・文章等の無断転載を禁止させていただきます。
また当サイトでいかなる不利益が生じた際にも一切の責任を負いませんので、すべてにおける最終判断はご自身で行ってください。


Copyright(C)2006 PEPE All Rights Reserved